こんにちは!
少食スイーツ偏愛家「ろりぽっぷん」です\( ˆoˆ )/
実はスイーツだけでなく、芸術も大好きなのです。
そんな「ろりぽっぷん」のイチオシで今ホットな現代詩人・作家「最果タヒ」さんの展覧会『最果タヒ展 われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』が、心斎橋PARCOにて開催されました!
開催期間は、2021年3月5日(金)~3月21日(日)の22日間です。
最果タヒさんとは
最果タヒさんは、中学生の頃からスマートフォンで詩を書き、SNS時代にあらゆる方面から現代人ささる言葉を発信しています。
活動はインターネット上だけでなく、小説やエッセイ等と多岐にわたります。
私自身初めて最果タヒさんの本を目にしたのは、ヴィレッジヴァンガードで本棚を眺めていた時でした。『死んでしまう系のぼくらに』というキャッチーなタイトルの詩集に目が釘付けになりました。
パラパラとめくってみると、その前衛的なタイトルから想像していたよりも、スルスルと自分の心の中に言葉が落ちてきたのを覚えています。
その活動は静止した文章に留まらず、2017年には石橋静河と池松壮亮主演の映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が公開されて話題になりました。
そんな最果タヒさんの新たな試みが「詩の展示」です。
至る所に詩が展開された空間を、読者が歩き回って体験するインスタレーションです((φ(・д・。)
3月4日に行われた内覧会で「ろりぽっぷん」が、ひと足お先に最果タヒさんの詩を体感してまいりました( •̀ω•́ )/
詩を体感する。
入場すると、日常では出会わない異空間。
言葉があらゆる所に散らばっています。
デザインは、これまで最果タヒの書籍の装幀をはじめ様々な企画でタッグを組んできた佐々木俊氏が担当されています。
首をひねって、体をかがめてみたりして、最果タヒさんの言葉を自分なりに拾っていきます。
見どころ
詩になる直前の、心斎橋パルコは。
たくさんのモビールで吊るされた詩の断片。
そこに与えられた言葉を自分の言葉に変容して、心に取り込んでいきます。
ちょっとした発見が、まるで赤ちゃんが初めて言語に出会うかのように嬉しかったりします♪
最果タヒさんから飛び出てきた「詩になる直前の言葉」が漂う空間。
それと対峙して、私たちそれぞれの詩を完成させていくのです。
座れる詩
座ると、優しい声で朗読される詩がきこえてきました。
朗読を担当したのは、劇団「マームとジプシー」「チェルフィッチュ」などの舞台を中心に幅広く活躍し、詩のレコード 『こちら99等星』(リトルモア)も読まれた青柳いづみさんだそうです。
詩ょ棚
カラフルで目を引きます( ˙˙ )
ついつい言葉の意味を探してしまいます。
詩っぴつ
スマートフォンを使って、執筆される文字達が 画面に流れていくのに興味津々でした。
文字が打ち直されたりして、執筆場面がリアルに感じました( ˶´⚰︎`˵ )
感想
展覧会のタイトルは『われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。』
「詩になる直前の言葉」が散りばめられていたのですが、順序通りに読むことを強制しないし、させない、まさしく心の「距離」を保った展覧会でした(´˘`*)
SNS時代、文字を拾うことはどこにいても可能です。
ソーシャルディスタンスが呼びかけられ、テレワークや在宅勤務が増えた昨今。
会場に足を運ぶからこそ、得られる貴方だけの言葉の断片を肌で体感してみませんか?
たまには非日常的空間へふらっと入りこんでみてくださいˊᵕˋ)੭
その日の気分や体調で感じ方も変化するので、何度も訪れたくなりますよ。
展覧会記念グッズ
展覧会記念グッズだけでなく、書籍も購入できます(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧
その他にも、モビールを模した「モビールそのものブックマーク」や大阪会場限定の「詩のポストカード 阪急沿線セット」等も要チェックですよ(* ॑꒳ ॑* )⋆*
「最果タヒ展×高級芋菓子しみず」コラボスイーツ
2021年3月5日(金)から3月16日(火)までは、春にピッタリな桜餅や桜アイスを使用した“芋パフェ 桜の花の詩”を地下1階エントランス横の「高級芋菓子しみずポップアップスタンド」でいただけます。
パフェには桜色の字が可愛い「桜の花の詩」のオリジナルコースターが付いてきます!
展覧会で【視・聴・触覚】を刺激した後は、美味しいパフェを食べて、五感をフルで満たしちゃいましょう...♪*゚
はい!ということで、心斎橋PARCOから「ろりぽっぷん」がお届けしました!
では、また次の記事でお会いしましょうヾ(。・v・。)
展覧会開催記念 対談・朗読イベント
■日程3月5日(金)、3月12日(金)、3月18日(木)予定
■会場心斎橋パルコ14階パルコイベントホール内「詩になる直前の、心斎橋パルコは。」エリア
■定員各回25名程度
■参加方法ミニ本付チケット購入(前売・当日どちらでも可)のお客様を対象に、イベント当日のオープン11時より入場時にて参加券を配布いたします。(先着順・なくなり次第配布終了)
最果タヒ プロフィール
詩人・作家1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞受賞。2008年、第一詩集『グッドモーニング』で中原中也賞を受賞。
2015年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』で現代詩花椿賞を受賞。
その他の主な詩集に『空が分裂する』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(同作は2017年石井裕也監督により映画化)。
エッセイ集に『きみの言い訳は最高の芸術』『「好き」の因数分解』、小説に『星か獣になる季節』『十代に共感する奴はみんな嘘つき』などがある。作詞提供もおこなう。
清川あさみとの共著『千年後の百人一首』では100首の現代語訳をし、翌年、案内エッセイ『百年一首という感情』刊行。
2018年に太田市美術館・図書館での企画展に参加、2019年に横浜美術館で個展開催、HOTEL SHE, KYOTOでの期間限定のコラボルーム「詩のホテル」オープンなど、幅広い活動が続く。
最新詩集は『夜景座生まれ』。
今春にエッセイ集『神様の友達の友達の友達はぼく』が発売予定。
公式サイト:http://tahi.jp/
開催概要
■タイトル:最果タヒ展われわれはこの距離を守るべく生まれた、夜のために在る6等星なのです。
■会場・会期:心斎橋パルコ14階パルコイベントホール
2021年3月5日(金)~3月21日(日)10:00~20:00
※入場は閉場の30分前まで
※最終日は18:00閉場
■入場料:一般800円、ミニ本付チケット1,800円
※優待等の詳細はPARCO ART(art.parco.jp)をご確認ください。
■主催:キョードー大阪/パルコ
■企画・製作:キョードー大阪
■協力:FM802/FM COCOLO/sounice publishing
■URL:https://iesot6.com/
※感染症拡大防止等の観点から入場者数の制限、営業時間の変更及び休業となる場合がございます。