こんにちは!
元気ハツラツ「じょにー」です!
心斎橋で人気店の「#にくといえばまつだ大阪」は有名ですが、本店である「#肉といえば松田 奈良本店」が、3年連続ミシュランに掲載されました。
今回は、本店がある奈良まで足を運び謎のベールに包まれた「#肉といえば松田 奈良本店」へ取材に行ってきました。
#肉といえば松田 奈良本店
近鉄電鉄「大和八木駅」徒歩3分。
大阪からだと、難波から近鉄で1本とアクセスしやすい立地です。
カウンター12席、テーブル席6席の完全予約制の和牛割烹。
「焼・煮・揚・蒸・生」と五味五法を用いた様々な調理技法で肉本来の旨味を最大限に引き出した、“和牛割烹”をフルコースで提供します。
巧みな包丁捌き、肉を焼く音、食欲をそそる香り、和牛の旨味と舌触り。
職人技を目の前で楽しめるカウンター席はまさに和牛割烹の醍醐味です。
視・聴・嗅・味・触と、肉割烹コースを五感でお愉しみいただけます♪
■メニュー(2024年6月時点)(全て税込)
・和牛割烹コース 13,200円
ペアリング4杯付き 18,700円
和牛の美味しさを堪能するフルコース
・テーブル席専用コース 11,000円
ペアリング4杯付き 16,500円
焼肉やお鍋が楽しめる4〜6名様にお勧めのテーブル席専用コース
・#松田の和牛弁当 3,850円
平日限定、要予約制。平日にご来店の方限定です。予約時にお問い合わせください。
今回は、和牛割烹コースをいただきました!
和牛割烹コース 13,200円
いただいたのは、和牛の美味しさを堪能するフルコース。
予約の取れないミシュラン店と聞くと、一体どんなメニューが繰り広げられているか気になるもの。
ただの"食事"だけではない、五感で楽しむ肉割烹ショーとも言える盛りだくさんなコース内容を細かくご紹介していきます。
お肉料理というと、一緒に楽しむお酒もこだわりたいところ。
こちらでは、ソムリエによるペアリング付きコース(ワイン日本酒合わせて4杯)18,700円も用意されています。
・和牛生ハムと新牛蒡のムース
・和牛イチボの昆布締めと秋田の蓴菜
・和牛タンの串焼き
・和牛ザブトンのクレープ 中国熟成黒酢と赤ワインのソース
・寺田農園のハーブと季節のお野菜
・和牛ヘレカツサンド
・和牛テールと初夏野菜のミネストローネ
・30日熟成和牛サーロインロース炭火焼きステーキ
・宮崎県 日川白鳳の白和え
・和牛ロースの冷やしすき焼き
・枝豆の炊き込みご飯
・4種類から選べる〆料理
・西表島の完熟ピーチパインと吉野葛の杏仁ジェラート
取材に伺った6月のコースは、計13品。
※月毎にコース内容が変わります。
それでは、細かくご紹介していきます!
和牛生ハムと新牛蒡のムース
一品目は、大和牛(やまとうし)を使った冷製の前菜。
ロースを1週間乾燥させた自家製の生ハムに、長崎の新牛蒡のムースを組み合わせています。
大和牛というのは、なんと鎌倉時代からの歴史を誇る奈良県の銘牛。
吟味された良質な飼料とたくさんの愛情を込めて育てられた大和牛は、体に良いといわれる"オレイン酸"が豊富だそう。
脂肪の口溶けがよく、風味が豊かな味わいのあるお肉です。
口当たりなめらかな新牛蒡のムースは、鼻から抜ける香りの中に豊かな大地の恵みを感じられます。
生ハムの塩味が効いた華やかな一品から期待のコースが幕を開けます。
和牛イチボの昆布締めと秋田の蓴菜
続いて登場するのは、イチボを使った前菜。
昆布締めした大和牛のイチボに青森の長芋、秋田の蓴菜(じゅんさい)を合わせ、徳島のすじ青のりを効かせた一品です。
ぷるぷるの蓴菜となめらかなとろろの食感がお肉の旨味を引き立てています。
香り高いことで有名なすじ青のりが、良いアクセントに。
また料理を引き立てるこの食器は、信楽焼(しがらきやき)のもの。
料理に合わせて器もこだわったものを選んでいるそうです。
和牛タンの串焼き
タン元とタンツラを交互に刺した、タン串。
目の前で炎をあげて焼き上げる様子は、料理が席に届くまでの間も飽きさせません。
目で耳で鼻で楽しむ、肉割烹ショーというエンターテイメント。
こだわりの焼き具合で提供されるタン串は、炭で焼いた後に藁で燻して香り付けしているそう。
香ばしい香りとともに口の中に広がる上質な脂の甘み。
静岡県産のおろしたて山葵と、自家製の大葉味噌をつけて様々なタンの表情を楽しむことができます。
和牛ザブトンのクレープ 中国熟成黒酢と赤ワインのソース
美しいお皿に盛られたのは、ザブトンを中国熟成黒酢と赤ワインで味付けたクレープ仕立ての一品。
北京ダックのようにクレープで巻いていただきます。
グリーンアスパラの繊維感と程よいシャキシャキ感に、酸味の効いた甘いタレで味付けしたザブトンが絶妙なバランス。
肉感と脂感、どちらも楽しめるサシの具合に驚きました。
コース全体の印象をさらに華やかにするアクセントとなる一品です。
和牛ヘレカツサンド
#肉といえば松田の不動の人気メニューカツサンド。
大和牛のシャトーブリアンをバター香るブリオッシュパンでサンドし、奈良漬を使ったタルタルソースをぬって仕上げています。
月毎に変わるコースの中でも、変わらず継続されているメニューです。
見てください、この美しい断面…。
こんなにも厚いのに驚くほどスッと噛み切れる柔らかさなんです(*^-^*)
主役のカツサンドは言うまでもなく、バター香る甘いブリオッシュパンのサクッと食感に、奈良漬のアクセント、フルーツや香味野菜をふんだんに使った優しい甘さとコクのある自家製ソース。
試行錯誤の末に完成した人気メニューは、一度食べたら虜になること間違いなしです。
おみやとしても人気の一品ですが、なんとおみや用は冷めても美味しく食べれるよう配合を変えて作っているそう。
美味しさへのこだわりように、さすがの一言です♡
和牛テールと初夏野菜のミネストローネ
汁物はテールと初夏野菜を使ったミネストローネ。
メニュー名を聞いた時に「ここでミネストローネ!?」と驚きましたが、食べてみてなるほど納得♪
口の中でとろけるテールの旨味を、昆布出汁を効かせたトマトスープでさらっとまとめています。
季節を感じる初夏野菜として、揚げ浸しにした茄子も入っていました。
30日熟成和牛サーロインロース炭火焼きステーキ
ビーフセラー(熟成機)で約30日間かけて熟成させたサーロインを、1時間ほどかけてじっくり焼き上げた炭火焼きステーキ。
付け合わせには、甘くフレッシュなヤングコーンが添えられています。
表面は香ばしく焼き上げられていながら、中は鮮やかな肉色を残した芸術作品…。
こだわり抜いた絶妙な火入れで、大和牛の真の美味しさを味わうことができます。
バルサミコと実山椒のアクセントを楽しみながら、赤ワインと一緒に楽しむのがおすすめです!
和牛ロースの冷やしすき焼き・枝豆の炊き込みご飯
大和牛のサーロインをさっと湯通しした冷しゃぶすき焼きと、枝豆の炊き込みご飯。
調理前に見せてもらった綺麗なサシの入ったサーロインに、思わず生唾をごくり。
タレの隠し味にはなんとリンゴジュースを使用しており、甘く爽やかなすき焼きダレに仕上げられています。
栄養価が高く濃厚でコクがある高級卵、大分県産の"龍の卵"にくぐらせていただくと、、、
思わず目を閉じて味わいたくなるほどの、肉の甘みが口いっぱいに広がります。
こちらは、八尾の枝豆と新潟の新之助というブランド米の炊き込みご飯。
口の中で弾ける枝豆と香ばしいおこげが楽しめます。
4種類から選べる〆料理
〆の料理は4種類を用意。(左上から:しぐれ煮、和牛カレー、和牛とろたく、長芋とろろ煮麺)
こだわりの食材で作られた至高の〆料理たち。
今回私は4種類ともいただきましたが、どれか一つ選べと言われると決められない程どれも美味しくて…。
好みやお腹の具合に合わせて好きなものを選べるので、一緒に行った人と別のものを頼みシェアしていただくのがおすすめです(^_-)-☆
まとめ
いかがでしたか?
計13品のコース料理のうち、サラダやお口直し、デザートを除く10品をご紹介しました。
謎のベールに包まれたミシュラン掲載店「#肉といえば松田」。
予約困難店というのも、ミシュランに掲載されているのも大きく頷ける期待以上の2時間。
instagramにて、最新のキャンセル情報が発表されるので気になる方は、是非フォローしてチェックしてみてください♩
次回は、心斎橋店にもお邪魔したいです♡