みなさんこんにちは、キラキラ大好き天真爛漫な「たまき」です☆
2025年4月26日~6月15日の期間、天王寺公園内にある大阪市立美術館で開催されている「日本国宝展」にお邪魔してきました~\(^_^)/
日本国宝展
今回、日本国宝展が大阪で開催されるのは、
EXPO2025大阪・関西万博開催と大阪市立美術館リニューアルオープン
の二つを記念しています。
これまで、国宝展は、国宝を数多く収蔵している国立(博物)館で開催されることが通例で、大阪ではこの機会に恵まれませんでした。
しかし、このたび2025大阪・関西万博に合わせ、国内外から多くの人が大阪に集うことや、リニューアル工事でよりよい展示環境が整ったことも後押しとなり、大規模な国宝展としては大阪で、そして公立館としても初の開催に至りました。
今回、集結した日本の国宝は、なんと135点!
割合では、日本国宝の14%になります(^_^)v
『日本国宝展』のみどころ
1.絵画・彫刻・工芸・書跡等135件、展示作品がすべて国宝!
2.幅広い時代と多様なジャンルの国宝作品で日本の美の歴史を辿る!
3.大阪で開かれる初の国宝展!おおさかゆかりの国宝をまとめてご紹介
それでは、美術館内をレポしていきますね~♡
最後まで付いてきてくださいね!
取材レポ♡
入場すると、音声ガイドを借りることができます。
ナビゲーターは、声優・俳優の津田健次郎さんと、モデル・女優の中条あやみさん。
使い方の説明もお聞きいただけますので、まずは55番を押して開始!
会場構成は、第1会場~第3会場となっています。
第1会場
第1会場は、2階からスタート!
日本美術の巨匠たち1
こちらのブースでは、日本美術を代表する巨匠の作品が目白押しです!
雪舟、岩佐又兵衛、狩野永徳、長谷川等伯など、誰もが一度は耳にしたことのある日本美術の巨匠たちの作品がずらりと並びます。彼らが生きた時代の息吹と、作品にみなぎる圧倒的な力を心ゆくまでご堪能いただけます。
こちらは桜図。
京都・智積院に伝わる障壁画のひとつです。
枝や桜の花の繊細な部分まで、優しく柔らかく、でも力強く、描かれています。
いにしえ文化きらきらし
縄文時代に始まる古代の文化をご紹介!
いにしえの作品は、現代人には思いもよらぬ形と彩りをそなえます。
既存の文化と海外からの多大な影響とのはざまで生み出されてきた日本の作品は、きらきらとした華を咲かせるべく自らの境地を模索してきました。
独特な造形感覚による土偶、高度な加工技術による金工品、精緻な蒔絵や染織品などの名品の数々をご紹介します。
こちらを現代の技術で再現すると・・・
このようになるのだそう。
金銀・トルコ石のように鮮やかな色使いは、当時から目を引く作品だったのではないでしょうか。
そして、こちら!!!
『深鉢形土器』。
思わず、「あ、これ!見たことある!!」と言ってしまいました。
写真の何倍も迫力がありました!
祈りのかたち
篤い信仰が生み出した仏閣などの傑作をご紹介!
わが国では神道と仏教が厚く信仰され、祈りのかたちが様々な造形となってあらわれました。
平安貴族の洗練された美意識が表れた仏画の名品や、六道に堕ちる恐怖が生み出した地獄草紙、奇譚を描く絵巻物など、各時代を代表する珠玉の名品の数々をご紹介。
美術館に居ながらにして信仰のパワーみなぎる清浄なる空間をぜひ体感してください!
こちらは、信貴山縁起絵巻。
実は、もっと長く展示されているのですが、、長すぎて一枚に収めるのは不可能でした・・・
第2会場
優雅なる日本の書/和と漢
日本の美を紹介するにふさわしい名品をピックアップ!
日本の書は漢字の伝来に始まりますが、日本語に合わせた仮名が生まれるなど、独自の歴史を歩んできました。
平安時代に盛興した「和様」の書や、「高野切」に代表される流麗な仮名作品など、「日本の美」を紹介するにふさわしい名品を選りすぐって展示しています。
こちらは、金光明最勝王経。
金の文字の力強さに圧倒されました。
昔の人々は、どのようにしてまっすぐに文字を書いたのか・・・不思議です。
サムライアート
日本独自の発展を遂げた武士の誇りたる刀剣と甲冑
研ぎ澄まされた精神性を宿す日本文化の顔として今日も世界に知られている刀剣・甲冑。
金工・漆工、皮革加工等の複数の技術が総合して制作された作品群は、日本のハイテクノロジーの頂を示しています。
姿形、制作の流派、伝来の歴史を堪能できる名品の数々です。
「沃懸地獅子文毛抜形太刀 中身無銘」。
キラリと光輝く姿は、圧巻。
黒の背景が凜とした姿を輝かせます。
大阪ゆかりの国宝
古墳時代、大陸からの技術や仏教などの文化は、海外への玄関口であった難波津から大和朝廷へともたらされ、全国へと広まりました。
大阪で初めて開かれる国宝展である本展では、大阪の歴史や文化の厚みを示すべく、大阪にゆかりの深い国宝を一挙公開します。
こちらは、『薬師如来座像』。
仏像の背中側まで見ることができる展示は珍しく、すごく新鮮でした。
第3会場
第3会場では、特集展示や彫刻などを展示。
各時代の彫刻や工芸などを幅広く展示してありますが、私が気になったのはこちら!
『華原磬』というのだそう。
四体の龍がダイナミックに絡み合って上昇し、磬架を形成。
対面する龍の肩を抱き、かつ2体が前肢を上げて小円盤をかかげています。
龍のひげ一本一本まで見ることができる、力強くも繊細な作品でした。
最後のブースには・・・
金印「漢委奴国王」の展示が!
皆さまも必ず一度はどこかで見たことがあると思いますが、実際に肉眼で見ることができる機会はありませんよね。
是非、最後まで楽しんでください~♪
映像コーナー
智積院障壁画に込めた豊臣秀吉の想い
京都・智積院に伝わる桜図・楓図は現存する国宝の金碧障壁がとして極めて優れた作品です。
約400年にわたる悠久の歴史の中で襖絵の一部は2度の火災や盗難で失われ、桜図、楓図を含め智積院の今も伝わるのは約50面。
失われた障壁画の一部を含めCGで実寸に近い映像を体験することができます。
華やかでありながらも、世の無常をも感じさせる作品を守り継いできた先人たちの想いを体感してください♪
グッズコーナー
第3会場を出ると、グッズ売り場につながっています♪
図録やポストカード、Tシャツ以外にも、グッズがたくさん!
『縄文のビーナス』などのイラストが描かれた便箋やクリアポーチなど、思わず手に取りたくなるようなものばかり!
私が記念に購入したのはこちら!
図録と便箋、ポストカード、木のブローチなど…♡
可愛くて使うのがもったいないです(^_-)-☆
最後に・・・♡
いかがでしたでしょうか?
日本に住んでいると、なかなか見る機会がない日本国宝。
大阪・関西万博開催記念&大阪市立美術館リニューアル記念特別展にふさわしい135件の国宝でした。
みなさまも是非、この機会に足を運んでくださいね~☆
日本国宝展
【場所】大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)大阪市立美術館 1階中央ホール
【期間】2025年4月26日(土)~6月15日(日)
【時間】午前9時30分~午後5時
※土曜日・5月4日・5日は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
【観覧料】一般 2,400円(2,200円)、高大生 1,700円(1,500円)、小中生 500円(300円)
※( )内は、前売および20名以上の団体料金。
【HP】公式HP
※開館日時やチケット情報等はHPをご確認ください。