みなさんこんにちは!
万博大好き!ミャクミャク推しの「まこ」です♡
大阪・関西万博で開催された飯田グループパビリオンデー『伝統と進化の融合』のイベントに行ってきました!
伝統×未来の融合って、どんな感じなのか想像するだけでワクワクします。
2025年8月2日、飯田グループパビリオンデーでは、特別舞台「JAPAN THEATER『SEIMEI』」が上演されます。
出演は、市川團十郎さん、嶋﨑斗亜さん、市川ぼたんさん、市川新之助さんという豪華な顔ぶれ。
日本の伝統芸能・歌舞伎と現代エンターテインメントが融合したステージで、「伝統と進化の融合」というパビリオンのテーマを、まさに体現する舞台となっています。

市川ぼたんさん・市川團十郎さん・市川新之助さん
大阪・関西万博にて親子共演が決定!
公演前に、お話を伺うことができました。
市川新之助さん:『大阪万博という大きな舞台で、しかも1日限りの公演というのは初めての経験。すごく貴重な体験なので、精一杯頑張りたいと思います。』
市川ぼたんさん:『大阪はあまり行く機会がなかったので、3人一緒に来られたことがまず嬉しいですし、大阪万博での舞台に立てるのは本当にありがたいです。』
市川團十郎さん:『この『SEIMEI』という作品は、大阪万博に出展されている飯田グループホールディングス様のご協力により、3月の公演を支えていただきました。
今回はそのご縁をきっかけに、舞台に立たせていただくことになりました。
前回の公演には2人は出演していなかったのですが、今回急遽参加させていただくことになりました。
こうしてまた3人で舞台に立てること、本当にうれしく思っています。』
「伝統と進化」を体現する舞台——市川團十郎さんが語る見どころと想い
「歌舞伎というと、どうしても“伝統芸能”“古典文化”というイメージが強く、一つの枠に収まりがちです。しかし今回は“進化と融合”をテーマに、多様性のある新たな表現を追求してきました。この舞台は、今年3月から“伝統と進化”という言葉を胸に、丁寧に時間をかけて創り上げてきました。多くの方にその想いが届けば嬉しいです。」
新たな挑戦を通じて、歌舞伎の可能性を広げ続ける市川團十郎さん。
進化し続ける舞台表現に、今後も注目が集まります。
また親子ならではの息の合った共演が見られることを、楽しみにしているファンの方も多いのではないでしょうか。
映画「国宝」を観て、歌舞伎に興味をもたれた方も多いのではないでしょうか。
開演を前に、会場内は熱気と期待感に包まれます。
舞台が始まるその瞬間を皆が待ちわびています!
静けさに包まれた舞台に、SUGIZOさんの演奏が舞台を神秘的な世界へと誘います。
音と光が一体となり、まるで異空間に引き込まれるような感覚に包まれます。
本作の主役・安倍晴明を演じるのは、市川團十郎さん。
舞台上に姿を現したその瞬間から、圧倒的な存在感で物語を引き締め、観客の視線を一身に集めます。
物語の舞台は平安時代。
安倍晴明(市川團十郎)は、「天下が乱れる」という預言を受け、平安京を結界で守るため、東西南北を司る四神─朱雀・青龍・白虎・玄武を呼び出します。
晴明と共に都を護るべく、神々が降臨する壮大な世界観です。
しかし朱雀(嶋﨑斗亜さん)は晴明に反旗を翻し、第六天魔王を都へ招き入れるため鬼門を開放。
魔物たちが都に侵入し、晴明は苦戦を強いられます。
その中で朱雀が語る「人間を一掃すべき」との決意は、神々と人間の根源的な価値観の衝突を突きつけます。
朱雀との戦いに敗れた晴明は、神々だけではなく精霊の居る山の国へ赴き、精霊たちと対話することで気づきを得ていきます。
そこでは「光と闇」「神と人間」の共存について深く探求されます。
市川團十郎さんが演じる安倍晴明は、神秘的でありながらもどこか人間らしい弱さや葛藤を抱えており、その存在感は圧倒的。
時に静かに、時に激しく表情や所作の一つひとつに説得力があり、目を離すことができませんでした。
四神のひとりである朱雀の裏切り、魔王の出現、人間の存在意義を問う対立など、物語はまるで神話のようなスケールで展開していきますが、不思議と遠い話には感じられずむしろ私達の生きる現代にも通づる問いかけとして響いてきました。
「この日のために稽古を重ねてきた」という市川新之助さん。
堂々たる立ち姿としっかりとした所作が印象的でした。
まだ幼さの残る表情のなかに、舞台人としての芯の強さが感じられ、客席からは温かな拍手が送られていました。
さらに、物語の中で印象的だったのが、市川ぼたんさんの存在です。
晴明の心が揺れ動く場面において、彼女の言葉や佇まいが、迷いの中にいる晴明を奮い立たせる。
そんな重要な役割を担っていました。
ケント・モリさんの舞台でのパフォーマンスは、まさにこの作品の神秘的な世界観を象徴する存在でした。
伝統的な神楽の動きをベースにしつつも、ケント・モリさんならではの現代的でダイナミックな表現が融合し、一瞬一瞬に強い生命力が宿っているかのようでした。
舞台全体は、伝統的な歌舞伎の型に加えて、照明、ダンス、アクロバティックな動きなどが巧みに取り入れられ、まさに"体感する歌舞伎"。
息を呑むような立ち回りと演出に引き込まれ、まるで自分がその場にいるような臨場感がありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
視覚的にも音響的にも刺激に満ちた作品ですが、その根底には、人間とは何か、信じるとはどういうことか、、という自分の中で考えさせられる、しばらく心に余韻が残る作品でした!
初めて歌舞伎を観る方でも物語に入り込みやすく、それでいて歌舞伎ならではの美学や深みも感じられる。
まさに新時代の歌舞伎として、多くの人に観てほしい舞台です。
【開催概要】
イベント名:飯田グループパビリオンデー「伝統と進化の融合」
開催日:2025年8月2日(土)開場15:30 開演16:30 終演18:30予定
開催会場:大阪・関西万博会場内 EXPOホール「シャインハット」
出演者:市川團十郎、嶋崎斗亜、市川ぼたん、市川新之助、市川右團次、大谷廣松、中村腐之資、市川九團次、SUGIZO、ケント・モリほか
EXPO2025 大阪・関西万博
【開催日時】2025年4月13日(日)~10月13日(月)
【住所】大阪市此花区夢洲
【アクセス】大阪メトロ中央線「夢洲駅」直結
【公式HP】EXPO2025大阪・関西万博
【Instagram」@expo2025japan