大阪から始まった、美術をめぐる物語。「FROM OSAKA」展 第Ⅱ部
2023年5月20日から7月3日の期間、高島屋史料館にて企画展「FROM OSAKA」展 ~百貨店美術部モノガタリ~ 第Ⅱ部が開催します。
大阪の地で誕生した、百貨店の美術部の成り立ちと活動をひも解きながら、「大阪」をキーワードに集めた作品を展観します。
■会期
2023年5月20日(土)→7月3日(月) ※第Ⅰ部は5月8日で終了しました。
■会場
高島屋史料館 企画展示室(大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館3階)
■開館時間
11:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
■休館日
火・水曜日
■入館料
無料
現在、日本の多くの百貨店には美術画廊があります。
そこでは、週替わりで美術品の展覧会が開催されていて、展示作品を気に入れば誰でも購入することができます。
“買える美術館”といわれる所以です。
担当するのは百貨店の美術部門。
その歴史は、1907(明治40)年、三越呉服店が大阪店に「新美術部」を創設したことにはじまります。
続いて1911(同44)年、髙島屋呉服店が大阪店に「美術部」を創設しました。
その後、同業他店でも美術展が開かれるようになり、美術部が創設されましたが、“百貨店美術部の両雄”として知られたのは三越と髙島屋の両美術部でした。
本展では、ともに大阪の地から誕生した三越と髙島屋の美術部の成り立ちと活動をひも解きながら、「大阪」をキーワードに集めた作品を展観します。
近代日本において百貨店美術部が果たしてきた役割を見つめ直し、その現在、未来についても考えます。
展示内容一例
1)北野恒富《婦人図》(1929[昭和4]年、絹本着彩)
2)森村泰昌《北野恒富・考/壱》(2011[平成24]年、和紙・ピエゾグラフ)
3)髙波壮太郎《大阪の街Ⅱ》(2010[平成22]年、カンヴァス・油彩)
4)山本太郎《七夕ラプンツェル》(2018(平成30]年、紙本着彩)
イベントのご案内
■ 講演会「いままでも これからも “美” は生き方の道しるべ」
講師:津田廣行氏(髙島屋美術部OB)
日時:6月11日(日)午後1時~午後2時30分
会場:高島屋史料館 多目的ルーム
参加費:無料
定員:15名様 要申し込み・抽選制です。高島屋資料館ホームページからお申し込みください。
お申し込み期間:5月19日(金)午前10時~5月25日(木)午後11時59分
■学芸員によるギャラリートーク ※お申込み不要、開始時間までに企画展示室にお集まりください。
日時:会期中の毎週土曜日 午後2時~(約30分)
<高島屋史料館>
公式ホームページ:https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/
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