皆さんこんにちは。
お酒をこよなく愛する食いしん坊『まりりん』です!
2025年4月5日、大阪南港ATCギャラリーで待望の「逆境回顧録 大カイジ展」が開幕しました!
4月4日のメディア内覧会には、「カイジ」作者・福本伸行氏(66)が登場し、作品に込めた思いを語ってくださいました。
「カイジ」の魅力が詰まった展示が繰り広げられ、ファン必見の内容です♪
それでは、福本先生のインタビューや展示内容について詳しくお伝えしていきます!
『逆境回顧録 大カイジ展』の開幕を前に
この記事では、ギャンブル漫画の金字塔「カイジ」シリーズの展覧会『逆境回顧録 大カイジ展』に先駆けて、福本伸行先生が登場した質疑応答の内容を軽くご紹介します。
カイジ誕生の経緯
福本先生は、「カイジ」の誕生経緯について語りました。
・当時「銀と金」や「アカギ」などギャンブル系の作品を描いていた福本先生に、ヤングマガジンの編集者からの電話が来て「ヤンマガで描かないか」と誘われたのが始まり。
・そこで"船"(エスポワール号)という閉鎖空間が面白いと思った。逃げ場がない状況に理不尽なギャンブルを持ち込むのが怖くて面白い。
・人生の負け組たちが集まり、生き残りを賭けた勝負をするという構図に魅力を感じた。
ギャンブルのアイデアの出し方
カイジに登場するギャンブルの特徴についても触れられました。
・ギャンブル自体は"とにかく単純に"することを意識。
・難しいルールを理解するのに時間がかかるも(例:ポーカー)は避ける。
・じゃんけんや一本道を渡るなど、すぐ理解できるルールの中に人間ドラマや裏ルールを加えて、駆け引きの面白さを演出した。
・アイデアは「ポンと浮かぶ」こともあるが、なるべくシンプルなものから膨らませていった。
「負け組」としての共感
福本先生が描くキャラクターたちは、いわゆる「負け組」が多いですが、それについては深い共感を抱いていると語っていました。
・うまくいってない人が必死になって戦う姿のほうが共感でき、ドラマになる。
・成功者同士のギャンブルにはリアリティを感じにくい。
・少ないお金で人生を賭けるような状況に「分かる!」という感覚がある。
思いれのあるキャラクター
・一人に絞るのは難しい。兵頭、利根川、遠藤、そしてカイジ…全員立場やキャラクターが異なる。
・同じ"悪"でも、それぞれの個性を描き分けるのが楽しい。
・インタビュアーが「石田さんが好き」というと、「超善良な人ですね」と笑顔でコメントされた。
展覧会について
・最初に話をもらった時は「どうなるんだろう」と思った。
・実際に東京で開催されたときは、叫び声やSEなどで独特の没入感があり、ほかの漫画展と比べても異質で濃厚な空間だった。
・原画が飾られており、修正跡や手書きの雰囲気がそのままみられる。「こうやって描いたんだな」と感じられるのが楽しいので、是非注目してほしい。
熱く、そしてご丁寧にたくさんお答えいただきありがとうございます(^▽^)/
私、カイジが本当に大好きなので、少し興奮してしまいました(笑)
また一話から見返さなければ…!
展覧会レポ♪

入り口外にパネルが!
お待たせいたしました‼︎
それではカイジ展、いざ潜入…!
まず入口でハンチョウ(スタッフ)とペリカを賭けた“チンチロ”を行います。
いきなり雰囲気があって最高ですね。
私は1000ペリカをゲットしました♪
そして、その先で利根川がお出迎え。
そうです、主人公・カイジの宿敵で帝愛グループの最高幹部。
嫌なやつだけど、私はカイジの中で一推しなので、一緒に写真を撮りました♡
ちなみに、原画以外は静止画であれば撮影可能です。
写真スポットも多々ありますので、是非一緒に記念撮影してくださいね♪
カイジ展は、原作漫画のストーリーに沿って章ごとに進行します。
最初は「希望の船」がテーマの展示です。
主人公・伊藤開司(カイジ)が友人の借金の保証人になり、多額の負債を背負うところからスタート。
金融業者・遠藤の誘いで、借金帳消しを目指してギャンブル船「エスポワール号」に乗り込みます。
船内で行われるのはこの「限定ジャンケン」。
シンプルなのに奥が深く、極限状態での駆け引きにぐっと引き込まれますよね。
こちらは、ゲームに敗れた者が収容される部屋。
絶対に入りたくない場所ですが……中にはカイジたちと一緒に撮影できるスポットが用意されていて、私もつい入ってしまいました。
次は「希望の城」の展示へ。
地上74メートルの鉄骨を渡りきるという、あまりにも恐ろしいギャンブル。
漫画で読んでいてハラハラドキドキでしたよね。
こんなの、渡れるわけないです((((;゚Д゚)))))))
本当に色々な展示があって、何分あっても足りないほど見入ってしまいます。
さらに進むと、あの利根川が土下座を強いられた「焼き土下座」の再現装置がありました。
これは、帝愛グループの会長・兵藤和尊が考案した、残酷な謝罪方法。
土下座をする場所は、熱した鉄板の上。
顔を上げずに10秒間耐えなければならず、途中で顔を上げると最初からやり直しという厳しいルールが課せられています。
私は顔を上げてしまっているので、もちろんやり直しですね(^^)笑
次のコーナーは「欲望の沼」。

右上に設置されたカメラをみています(^▽^)/
脇役ながら絶大な人気を誇る「ハンチョウ」と、あの名物ギャンブル“チンチロ”の世界を体験できるフォトスポットがありました。
入場時に配られるカードをかざすと、設置されたカメラが"勝負の瞬間"を写してくれるんです。
出口付近には、有料でプリントできる機械があります。
地下帝国の思い出を、1枚の写真に残してみてはいかがでしょうか?

パチンコ台「沼」
こちらは、一玉4,000円という異常な設定で、挑戦には最大1,000万円が必要なパチンコ台。
釘の森、スルー、三段クルーンという難関を突破して初めてジャックポットに到達できますが、遠隔操作や隠された罠により、通常の攻略はほぼ不可能という、まさに理不尽の極み…
二人用変則麻雀17歩のマージャン台も登場。
後ろには原作の熱いシーンが貼られていて、思わず興奮…!
『賭博堕天録カイジ 和也編』に登場するギャンブル「愛よりも剣」も再現されています。
そして、福本伸行先生による描き下ろしイラストも。
「カイジ頻出難解熟語録」コーナー。
皆様もお気に入りの言葉を見つけてみてください♪
お土産コーナー
最後のお楽しみはお土産コーナー!
ポスターやアクリルスタンド、キーホルダーなど定番グッズはもちろん、なんとあの「Eカード」まで販売されていて思わずニヤリ。
お金がなんぼあってもたりませんね(^▽^)/(笑)
ファン心をくすぐるユニークなアイテムが盛りだくさんで、見ているだけでも楽しい空間でした。
まとめ
いかがでしたか?
ちなみに、展示会の外にも見どころが盛りだくさん!
パネル展示はもちろん、まさかのエレベーター内に“あのキャラクター”が!?
さらには、あの恐怖の鉄骨を渡るキャラクターの姿まで…!?
会場全体に仕掛けが散りばめられていて、どこを見ても楽しめる工夫が満載です。
是非すみずみまで、じっくり楽しんでみてくださいね!
逆境回顧録 大カイジ展
会場:大阪南港ATCギャラリー
開催期間:2025年4月5日~5月11日
開場時間:平日13:00~18:00(最終入場30分前)、土・日・祝&4月28日~5月2日10:00~18:00(最終入場30分前)
金額:一般2,000円、高大生1,500円、小中生500円
アクセス:ニュートラムトレードセンター前駅徒歩約3分
電話番号:050-1724-4681
公式HP