グルメハンターの池田みのりです!
2025年4月5日から6月22日で開催されている、あべのハルカス美術館「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展」に行ってきました!
あの独特のやわらかな色彩や、どこか哀愁を感じる人物の絵には心惹かれるものがあり。
“空想旅行案内人”なんて素敵なキャッチコピーにもグッときて、気づけば心の奥までじんわりとあたたかくなるような体験をしていました。
この記事では、「フォロンってどんな人?」から始まり、展覧会の見どころ、実際に感じたこと、さらに魅力的すぎるグッズまで!
ゆるっとご紹介します。
フォロンってどんな人?
ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)は、ベルギー・ブリュッセル生まれのアーティスト。
建築を学んだのちにパリへ渡り、イラストレーターとしてキャリアをスタートしました。
彼の作品には、帽子をかぶった人、ふわっと空を飛ぶような世界、どこか切なくてあたたかい風景がたくさん登場します。
“優しい色彩”と“詩的な空気感”で知られていますが、実はその奥には、環境問題や戦争、社会の不条理への静かなメッセージも込められているんです。
展覧会の概要と会場の雰囲気
今回訪れたのは、「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展」
フォロンの没後20年と、彼が生前に設立した「フォロン財団」の25周年を記念して行われている大回顧展です。
展示されているのは、絵画・彫刻・ポスター・映像作品など約230点。
なんとここ日本では過去最大級の規模とのことで、見応えはバッチリ!
展示はプロローグとエピローグを含めた全5章で構成されていて、まるでフォロンの世界を旅しているような感覚に。
天井から吊られた作品やふわりと漂うような空間演出もとても印象的で、五感で楽しめる展示でした!
見どころは? フォロンらしさ満載の空間演出!
展覧会の中でも特に印象的だったのは、やっぱり「リトル・ハット・マン」と呼ばれる帽子をかぶった人物のシリーズ。
ぽつんと佇む姿、空を見上げる後ろ姿、飛行機とともに描かれたシルエット。
言葉がなくても、心の中の孤独や希望をじんわりと映し出してくれるようで、思わず長居してしまいました。
また、環境破壊をテーマにした作品や壁一面に広がる空と風を感じさせる風景画など、思わず立ち止まってしまう作品がたくさん。
映像と音楽を組み合わせたインスタレーションもあり、子ども連れでも飽きずに楽しめそうです。
実際に見て感じたこと・・・
フォロン展は「かわいい」と「メッセージ性」のバランスが絶妙。
優しくて、ユーモラスで、でもどこか切なくて。
「この人、きっとすごく優しい人なんだろうなあ…」と、勝手に心の中で親近感が湧いてしまいました。
空を自由に飛ぶ姿に、自分の夢や過去を重ねてしまい、なんだか胸がギュッとなりました。
情熱的な火の描写はインパクトがあり目が離せません。
お土産にぴったり!お土産ショップも充実!
展覧会を堪能したあとは、やっぱりグッズもチェックしたいところ!
お土産ショップには、フォロンのイラストが使われたポストカード(全45種)や、A4ファイル、故郷のお菓子などがずらり。
個人的に気に入ったのは、アクリルキーホルダーとマグカップ。
ゆるっとしたフォロンの世界観がそのままグッズに落とし込まれていて、見ているだけで癒されます。
おしゃれで普段使いもしやすいデザインなので自分用にも、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです!
まとめ
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展」は、ただアートを“観る”だけじゃなく、“感じる”、“考える”、“浸る” ことができる展示でした。
美術館に行くのって少し身構えてしまう…という方にもぜひおすすめしたい展覧会です!
日常の忙しさを少しだけ忘れて、やさしい空の下を旅しているような、そんなひとときを是非味わってみてください!
フォロン展は、あべのハルカス美術館で2025年6月22日(日)まで開催中。
気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン展」
開催期間:2025年4月5日(土)~6月22日(日)
開館時間:火~金/10:00~20:00、月土日祝/10:00~18:00 *入館は閉館30分前まで
入館料:一般1,900円 大高生1,500円 中小生500円