展覧会「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」が、あべのハルカス美術館で2021年1月30日から3月28日の期間限定で始まりました!
なかなか遠出の難しい今だからこそ、大阪の魅力的なスポットを楽しみましょう♪
「リヒテンシュタイン」とは?
「リヒテンシュタイン」とは、オーストリアとスイスに挟まれた場所に位置する立憲君主制国家の名称。
12世紀以来の長い歴史を持ち、歴代にわたる美術作品の収集によって高い名声を得ています。
本展覧会では、ルーベンス、クラーナハ(父)、ヤン・ブリューゲル(父)ら侯爵家秘蔵の油彩画63点をはじめ、華麗な宮廷の空間を彩った陶磁器など全126点のコレクションを観覧することがでます。
7章に分かる展覧会構成
会場は、テーマにもとづき7章分け構成されています。
・第一章/リヒテンシュタイン侯爵家の歴史と貴族の生活
・第二章/宗教画
・第三章/神話画・歴史画
・第四章/磁器―西洋と東洋の出会い
・第五章/ウイーンの陶磁製作所
・第六章/風景画
・第七章/花の静物画
色絵牡丹鷹夫人鈕蓋付大壺
第四章の展示品には、日本の窯で作られた陶磁器も。
手前は「色絵牡丹鷹夫人鈕蓋付大壺」。
黒地に鷹や牡丹文が華やかに描かれています。
青磁色絵鳳凰雲文金具付蓋物
こちらも日本の有田窯で作られた磁器。
青磁の蓋物に、上絵付けで鳳凰と雲文が描かれています。
金属装飾と磁器絵付けの融合。
西洋と東洋の文化が融合するとこうなるのかと感じた作品です。
陶磁は香炉として使用されていたそう。
唐人物文コーヒーポット
1725年ごろウイーンで作られたコーヒーポット。
色の付いた下地を有する磁器を生産することが少なかったウイーンの陶磁製作所において、唯一の紫地の作例なんだそう。
飛び跳ねる豹が取っ手のモチーフになったりしています。
緻密な文様をじっくり見ても楽しいです。
貼花文蓋付壺
第五章で目を引いた作品。
1744年~1784年頃のウイーン磁器製作所の主要なモチーフだった花を、美しい球体の上にのせてあります。
取っ手は繊細に作り込まれた枝がモチーフになっています。
トランプ文とカップ受け皿
第五章の展示作品。
宮廷社会を活気付けたり、仲間と過ごす食後のひと時を演出した遊戯。
当時よく知られていたバセッタやファロといったトランプ遊びは、まずフランスで発祥し、17世紀以降に他の地域に普及したそう。
現代の感性とも通ずるようなモダンなデザインです。
木目文カップと受け皿
こちらは第六章で展示されている作品。
まるで木目の地に風景画が重なっているかのようなだまし絵になっています。
ベルヴェデーレからのウイーンの眺望が描かれたコーヒーセット
第六章の展示作品。
1800年頃のウイーン窯は、混合可能なエナメル絵具を多く所有していたこともあり、このような繊細で奥行きのある色合いを磁器でも表現できたのだそう。
第七章は自由に撮影できます!
「第七章 花の静物画」は、どの作品も自由に撮影することができます。
♯リヒテンシュタイン展♯あべのハルカス美術館など、ハッシュタグをつけてインスタに投稿してみてください♪
金地花文ティーセット
1815年にウイーン窯で作られた磁器。
こちらのティーセットは自由に撮影することができます。
近くに寄ると、花びらや葉の色の濃淡がよく観えます。
オリジナルグッズもたくさん♪
この展覧会でしか購入できないオリジナルグッズの販売もしていますよ♫
その他、観覧券と大阪マリオット都ホテル ティータイムセット券がセットになったチケットの販売も!
(一般のみ 前売券3,000円、当日券3,200円)
また、3月14日(日)に花柄のものを身に着けて来館すると、先着100名にポストカードのプレゼントがあるそうです☆
副館長より「本展を通じて、ゆったりとした寛ぎを感じていただけましたら幸いです。」
「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」は、3月28日まで開催しています!
開催期間
2021年1月30日~ 3月28日
開館時間
火~金/10:00~20:00
月・土・日・祝/10:00~18:00
*入館は閉館30分前まで
入館料
当日・団体
一般 1,500円
大高生 1,100円
中小生 500円
※団体は15名様以上。
※障がい者手帳をお持ちの方は、
美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名まで当日料金の半額。