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大阪・関西万博

シンガポールパビリオン「ドリーム・スフィア(赤い球体)」の外観が完成!@大阪・関西万博【11/24】

更新日:

約1万7千枚以上のディスクが施されたサステナブルでユニークなデザイン

シンガポールパビリオン、ドリーム・スフィア(赤い球体)の外観が完成

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

2025年日本国際博覧会のシンガポール陳列区域の政府代表であるオン・エンチュアン駐日シンガポール共和国大使並びにシンガポールパビリオンの建設および運営等を所管するシンガポール政府観光局は、2024年11月27日にシンガポールパビリオンのThe Dream Sphere(赤い球体、以下、ドリーム・スフィア)の外観が完成したことを発表しました。

ドリーム・スフィアと命名された、高さ約17mの赤い球体が特徴的なシンガポールパビリオンの建設は、本年1月10日に着工しました。

球体は約1万7千枚のリサイクルアルミニウムを使用した赤いディスクで覆われており、最後のディスクが取り付けられたことで、着工から10ヶ月半で外観が完成したことになります。

 

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

オン・エンチュアン大使は、次のように述べました。

「この度、約1万7千枚のディスクで覆われたドリーム・スフィアの外観の完成の日を迎えることができ、とても嬉しく思います。シンガポールが「小さな赤い点(Little Red Dot)」と呼ばれることからインスピレーションを得たドリーム・スフィアは、イノベーティブ、サステナブル、レジリエントを特徴とする、シティ・イン・ネイチャー(自然の中の都市、City in Nature)としても知られるシンガポールを体現しています。また、作業効率や生産性を重視しながら、安全に工事を進めてくれたパートナー企業にも、心から感謝しております。現在は、展示の設置や内装工事など、来春の開幕までの準備を着々と進めて参ります。」さらに、オン・エンチュアン大使は続けます。「アート、テクノロジー、サステイナビリティが融合する特別な旅に、来場者の皆さまをお連れできることは、私にとっても大変光栄なことです。シンガポールパビリオンは、シンガポール・グリーンプラン2030のようなイニシアチブをはじめ、わが国の未来へのビジョンを紹介するだけでなく、より持続可能な未来に向けて、夢を一緒に描き、パートナーシップを育む、国を超えたコラボレーションのプラットフォームとしても機能します。来場者の皆さまにとって、このパビリオンで特別な体験をし、何かが変わっていくきっかけとなることを願っています。」

 

また、建築・デザインを担当するDPアーキテクツ CEOシア・チー・ホアンは、以下のようにコメントしました。

「持続可能で住みやすい未来は、実現可能な夢であり、私たちはシンガポールパビリオンのデザインを通じて、この志を紹介しています。シンガポールパビリオンでは、リサイクル素材のディスクを使用することで、年間約2,500本の樹木が吸収する量に相当する約70トンの二酸化炭素削減に貢献します。屋上に設置された太陽光発電パネルは、会期中に約15,000kWhのエネルギーを生み出し、これは77台の電気自動車が1,000km走行するのに十分な電力量に相当します。また、植物の展示部分には点滴灌漑を採用し、景観維持に使用する水の量を60%削減することを可能にしました。これは、1日に500mlのペットボトル2,800本分に相当します。サステナビリティの取り組みは、人と動植物、命あるもの全ての共存を目指すシンガポールの未来へのコミットメントです。」

 

展示について

シンガポールパビリオンは、「ゆめ・つなぐ・みらい(英語:Where Dreams take Shape)」をテーマに掲げ、パビリオンの来場者が、シンガポールとともに夢の無限に広がる可能性を探求し、未来を築いていく行動のきっかけを創出する場所です。また、シンガポールの複数のアーティストによる没入型のアートインスタレーションで、五感を刺激するようにデザインされています。

ドリーム・スフィアと呼ばれるシンガポールパビリオンの物語は、大きく3つの章に分かれ、「ゆめ・つなぐ・みらい」のテーマのもと描かれています。

 

Chapter 1:

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

時代を超えて、シンガポールの人々は何世代にもわたって、帰属し、成長し、繁栄する場所を夢見てきました。

人々の努力によって夢が形となり、シンガポールには、より活力が生まれます。

このように、希望と夢が集まるシンガポールは、これからも多くの夢を育む場所であり続けます。

アワードを受賞したローカルアーティスト、ジェロルド・チョン(Jerrold Chong)のパステル調のアニメーションで来場者を迎えて、ドリーム・スフィアが展開する夢の物語が始まります。

 

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

また、メリッサ・タン(Melissa Tan)とアシュリー・ヨー(Ashley Yeo)によるアートインスタレーションが続き、それらの作品はとても繊細な切り紙を使用して、シンガポールがシティ・イン・ネイチャー(自然の中の都市)として発展してきたことを、来場者に語りかけます。

 

Chapter 2:

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

すべてを受け入れる未来の家づくりとは?シンガポールは、人々が動植物と調和して共存する都市づくりを追求しています。

私たちがどのように繁栄する都市国家を築き、住まいを新たに想像し、可能性に満ちた新しい都市を追い求めているのかを紹介します。

ここでは、引き続き、アシュリー・ヨーが手がけたペーパーアート・インスタレーションに、ジェロルド・チョンのカラフルな映像が重なり、シンガポールの自然との持続可能な共生の取り組みを表現しています。

 

©️The Singapore Pavilion, Expo 2025 Osaka

また、次の章に向かうトンネルは、次の章へと続くトンネルでは、没入感のある魅惑的なアート体験で国内外に知られるサウンドアーティストのズル・マハムード(Zul Mahmod)によるサウンド・インスタレーションが楽しめます。

電動オルゴールが雲を模して天井から繊細に吊り下げられ、幻想的な空の風景のダイナミックな視覚聴覚体験を創り出します。

光と影、質感と模様、動きの魅惑的な相互作用とともに、ささやくような音が響きわたり、訪れる人を雲の中のシームレスな音の旅に包み込みます。

 

Chapter 3:

この章では、いよいよ、ドリーム・スフィアの内側に来場者は誘われ、また自ら参加することで、夢が形になるインタラクティブな展示を楽しめます。(詳細は、2025年1月下旬以降に発表予定)

シンガポールパビリオンでは、このような展示のほかに、カフェ、バーや物販スペースなどを設けるとともに、アーティストのパフォーミングプログラムも予定し、来場者が様々なシンガポールの文化を体験できるコンテンツを用意しております。

また、公式日本語Instagram(https://www.instagram.com/visit_singaporejp/) でも、定期的にパビリオンなどの進捗をご報告する予定です。

 

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