「あれを食べるといい、これは食べちゃいけない」と、コロコロ変わる食情報に翻弄されて、食べること自体がなんだか面倒になる…っていうことありませんか?
そんな時こそ食べてみてほしいのが、2021年7月27日、谷町四丁目にオープンしたお店「ffme(フフメ)」の玄米粉ベーグルです!
「おいしく食べて、体も心も健康に」をコンセプトに、店主・上中さんが心を込めて作る無添加・玄米粉ベーグルを一口頬張れば、頭でいろいろ考える前に体がちゃんと「おいしい!」と反応してくれるはず。
私の場合、「ffme(フフメ)」の玄米粉ベーグルを初めて食べた時、体の内側から「うんうん」と頷く声が聞こえてきて、「あぁ、体はこういうのをほしがってたんだ。今、体が必要としているものをちゃんと食べることができてるんだ。」と実感することができました。
その感覚に感動して、食べてすぐ店主上中さんにメッセージを送ってしまったほどです。
今回は、そんな「ffme(フフメ)」のおススメ玄米粉ベーグル5種をご紹介していきますね^^
5人の店主が集まった自然派食のシェアショップ
大阪メトロ「谷町四丁目駅」4番出口の階段を昇り、本町通を道なりに歩いて3分ほど。
消防署手前の交差点を右に曲がり少しすると、「ホテルマイステイズ」の隣に玄米粉ベーグル「ffme(フフメ)」があります。
店頭看板には「Kitchen market Uka(キッチンマーケット ウカ)」の名前が出ていますが、そこで間違いないのでご安心を◎
「ffme(フフメ)」は、自然派・無添加にこだわりを持った5つのお店で構成されるシェアショップ「Kitchen market Uka(キッチンマーケット ウカ)」のうちの1店舗なんです。
ちなみに、他にはどんなお店が入ってるの?というと、下記のようなラインナップになっています。
玄米ベーグル「ffme(フフメ)」
営業時間:8:00~17:00(今回のご紹介店!)
新感覚玄米おすし「玄米の、おすしテック。」
営業時間:11:30~20:00
薬膳スパイスカレー「五華」
営業時間:8:00~17:00
芋スイーツ専門店「おいものきもち」
営業時間:10:00~19:00
健康総菜「近江屋」
営業時間:11:00~20:00
オーナーは、薬膳スパイスカレー「五華」の店主でもある日下さん。
お店について、こんなふうに語ってくれました。
日下さん「『Kitchen market Uka(ウカ)』は、自然派・無添加にこだわりを持った5人の店主が一同に集まり、美味しく安心・安全な料理を提供するテイクアウト・宅配専門店として開業しました。飲食店を開業したいという志があっても、いきなり独立開業するのはかなりハードルが高いものです。資金面や運営面、その他いろいろなことを考えて開業を諦めてしまう方も多くいらっしゃいます。そんな方たちが夢を諦めず、段階的に開業へと近づける仕組みを提供するのがこのお店の役目です。シェアショップという形態を取ることで、固定費をかなり抑えることができますし、志を同じくする同士と切磋琢磨することもできます。また、ゴールを独立開業としているので、ここに入店できる期間は2年としています。その2年間を活用して、『ffme(フフメ)』店主の上中さんほか皆さんには、次のステップに進むための力をつけてほしいと思っています。」
日下さん「店名の『Uka』というのは、日本神話に登場する『宇迦(うか)』という食の神様の名前と、さなぎが蝶へと変わる『羽化(うか)』という言葉の2つの意味を込めて付けました。
さなぎが蝶になるイメージは、『Uka』をきっかけにして、独立開業にチャレンジしようとする皆さんを重ね合わせているんです。」
体と心を満たしてくれる「ffme(フフメ)」の玄米粉ベーグル
オーナー・日下さんに「お世辞抜きで、これまで食べたベーグルで一番おいしい!」と言わしめる「ffme(フフメ)」の玄米粉ベーグル。
店主・上中さんは、これまで飲食経験があったわけではないということですが、どんなことをきっかけに出店することになったのでしょうか?
ffme店主:上中さん「きっかけは、『マクロビオティック』を知ったことにあります。通っていたヨガ教室の先生に、『マクロビオティック』っていう食事法がいいよと教えてもらい、気軽な気持ちで体験教室に参加したんです。そうしたら思いの外おいしくて。」
※マクロビオティック:穀物(特に玄米)、野菜、海藻といった植物性食品を多用する日本的な「一汁三菜」の食事を基本とした食生活を通じ、身体を自然と調和の取れた健康な状態へ導くための理論とその実践方法。
「マクロビオティック(直訳:マクロ=大きい、ビオ=生命、ティック=術→大いなる生命の術)」という言葉はアメリカで誕生しましたが、もともとは明治時代の医師・石塚左玄氏が提唱した「食物養生法」に、思想家・桜沢如一氏が「陰陽調和」を原則とする「易」の考え方を組み合わせ、「玄米菜食」という食事法を推奨したことから始まりました。
マドンナやミランダ・カーが実践している食事法ということで、各種メディアに取り上げられ話題になったことも。
上中さん「教室で学んだマクロビの食事法を生活に取り入れていくと、体質がよくなっていくのを感じました。私は花粉症がひどかったんですが、その症状が落ち着いたり。食が体を作るって本当なんだと思いました。」
「食」に対する興味がどんどん深くなった上中さん。
マクロビオティックを知ったことで、仕事についても食に関わることがしたいと思うようになっていったそう。
上中さん「最初は、オーガニック食を扱うお店で働こうと思って探したんですがなかなかなくて。そんな時、ちょうどこのお店のお話をいただいたんです。一度チャレンジしてみようと出店を決めたら、あとはトントン拍子に物事が進んでいったっていう感じです。」
偶然のような必然のような。何かに導かれているように物事が進む時ってありますよね。
ちなみに「ffme(フフメ)」っていう店名もマクロビに関わる言葉ですか?
上中さん「ffmeは“foods from mother earth(フーズ・フロム・マザーアース)”の頭文字を取って、私が考えた言葉です。『食べ物は地球から』と言う意味です。“フフメ”っていうかわいい響きがベーグルっぽくていいかなって思っています(*^^*)」
壮大なことをキュートに伝える店名、素敵ですね!
ところで、お店の販売商品をベーグルにしたのって何か理由があるんですか?
上中さん「私がパン好きだっていうのが理由です。ただ、市販のパンっていろいろ添加物なんかが入っているし、カロリーもあるので食べすぎると健康にも良くないと思って。それで、自分で食べたいと思えるパンを自分で作って、それをお店で販売しようって思いました。ベーグルにしたのは、シンプルな材料で作れるパンだったからです。小麦粉、甜菜糖、塩、酵母、お水、それと私の場合は玄米粉が入りますが、それだけで作れます。あと、いったん生地を湯がくので消化にも多少いいかなって。」
1番人気!スモークサーモンとクリームチーズサンド
お店で1番人気の「スモークサーモンとクリームチーズサンド」。
上中さん「パンだけじゃなくて、サンドする具材も全て無添加です。市販されている大半のスモークサーモンには何かしらの添加物が入っているので、無添加のものを探すのがとても大変でした。クリームチーズも無添加です。保存料なんかも入っていないので、素材本来の味わいを感じてもらえると思います。」
ムギュッとした特有の弾力を持ちつつ、見た目以上に嚙み切りやすい食感のベーグル。
口の中で穏やかに広がっていく小麦の甘みと玄米のこうばしさ。
食欲を喚起させるスモークサーモンの芳醇な香り。
紫タマネギのシャクシャクした潔い酸味と甘み。
アボカドの濃厚でまったりとした口当たり。
雪解けのような淡い後味を残すクリームチーズ。
多彩だけれど雑多な感じがなく、素材それぞれが不思議なほど調和しています。
どの素材も、元を辿れば「地球」っていう生命体の一部分としてつながっているんだ、ということを感じさせるような一体感のある味わい。
もし「地球ってどんな味?」って聞かれることがあったとしたら(もしも!)、このサンドを食べてもらうと、その答えのひとつになるんじゃないかと思います。
上中さんおススメ!「ffmeの野菜たっぷりサンド」
上中さんイチオシの「ffmeの野菜たっぷりサンド」。
上中さん「紫キャベツ、キャロットロペ、マッシュポテトなんかをたっぷりサンドして、自家製のバジルソースで味付けしています。」
側面から見るとかなり高さがあって、具材だくさんなのが分かります。
ハリがあり、彩度の高い色をした野菜を見ているだけで、なんだか元気になってきます。
ベーグルの断面に鼻を寄せると、肥沃な土に似たあたたかみのある香りがします。
口に入れると、紫キャベツの心地よい酸味に、ニンジンのキリっと意志のある歯ごたえが重なり、そこにマッシュポテトの優しい甘みがなめらかに合わさっていきます。
噛みしめるたびに広がるバジルソースの香りは、日差しをたっぷり浴びながら、空に向かって伸びていこうとするバジルの生命力をそのまま感じ取ることができます。
フィリングを練り込んだベーグルの用意も
お店では、サンド以外に練り込み系ベーグル販売もしています。
リンゴやブルーベリーなど、スイーツ系のベーグルを食べたい方はこちらがおススメ◎
上中さん「これからは、サンドだけでなく、中に具材を巻き込んだベーグルのラインナップも充実させていこうと思っています!」
アップルシナモンベーグル
玄米粉ベーグルに、甜菜糖、はちみつ、レモン汁で柔らかく煮詰めたリンゴのコンポートを巻き込んで仕上げた「アップルシナモンベーグル」。
シナモンの品のある香りや、しっとり落ち着いたリンゴの食感が心地いい一品。
ブルーベリーベーグル
生地の中に大粒のブルーベリーを忍ばせた「ブルーベリーベーグル」。
ブルーベリーそのものが持つやさしい甘みと酸味にうっとり♪
パンプキンベーグル
パンプキンベーグルは、近日中に販売予定の新作。
玄米粉ベーグルの丸みのあるやさしい味わいと、パンプキンのあたたかみのある甘みが絶妙に合います。
特製グリーンスムージーと一緒に
お店では、玄米粉ベーグルと相性ピッタリのドリンク「無農薬ケールの健康グリーンスムージー」も販売しています。
サイズはM(250ml:430円)とL(300ml:500円)の2種。
上中さん「中にはケール、パセリ、セロリ、レタスが入っています。リンゴジュースをベースにしているので、甘みがあって飲みやすいですよ♪スムージーは夏限定で、冬は温かいスープをお出しします。」
これなら生野菜を手軽にたっぷり摂ることができそう◎
テイクアウトでその日のランチに&翌日の朝食に!
「ffme(フフメ)」のサンドを購入し、オフィスや自宅に帰ったら、時間を置かずにぜひすぐに食べてみてほしいです!
鮮度が高いほど、食材の澄んだ味わいを感じることができると思います。
リンゴやブルーベリーを練り込んだベーグルは、当日はもちろん翌日の朝食にもおすすめです。
軽く焼き直すと、パリッとしたクラストの食感を楽しむことができますよ。
また、ちょっとしたお持たせにしても喜ばれそう。袋にかわいいシールも貼ってくれます♪
お店に行けないけど食べたい!という場合は「Uber Eats」でデリバリーもしてくれます◎
(「自然派 kitchen market Uka」 総合ページに移動します。カテゴリー名「ffme」からお選びください。)
お客さまへ一言メッセージ!
上中さん「どの店舗もおいしくて、一度召し上がっていただきたい商品ばかりです。みなさまのお越しをお待ちしております。」
最近は、糖質制限ダイエットが流行していることもあって、炭水化物の代表格となるパンやお米は、あまり食べないほうがよいと言われることも多々あります。
また反対に、炭水化物に含まれるレジスタンススターチ(難消化性でんぷん)は食物繊維と同じような働きをするので、腸内環境を整えるために積極的に摂った方がいいなんてことも言われたりします。
きっとどちらも理論としては成立するので、正しいことではあるのだと思います。
ただ、一番正しいのは、自分の体の内側に耳を傾けてみて、そこから聞こえてきた声なんじゃないかなぁと、「ffme(フフメ)」の玄米粉ベーグルを食べながら思いました^^