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韓国映画界の気鋭とタイの映画興行収入記録を塗り替えた監督がタッグを組んだ新感覚ホラー映画「女神の継承」の舞台挨拶【7/30】

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新感覚ホラー映画「女神の継承」の舞台挨拶

世界から絶賛された「チェイサー」や「哭声/コクソン」でその名を轟かせた韓国映画界が誇る気鋭ナ・ホンジンが原案プロデュース。

そしてタイ映画の興行収入記録を塗り替えた若き才能バンジョン・ピサンタナクーンが監督を務めた女神の継承が、2022年7月29日から大阪市中央区のシネマート心斎橋ほか全国公開されました。

 

公開を記念して7月30日、大阪で舞台挨拶が行われました。

試写会の感想&舞台挨拶で語られた映画秘話をご紹介します。

 

「女神の継承」ストーリー&ネタバレしない感想

シネマート心斎橋

世界中のホラーファンが待ちわびたナ・ホンジンの新作はなんとタイの監督とタッグを組んだ「女神の継承」。

原題はタイ語で「祈祷師」「巫女」「シャーマン」という意味だそう。

 

映画館の中には女神の継承のポスターがずらり。

ネタバレするとこれからの楽しみがなくなるので簡単にストーリーを紹介しましょう。

タイの東北部の村で脈々と受け継がれてきた祈祷師一族。

地元の人々が崇める女神バヤン(写真左上)に祈祷師としての務めを受け継いだニム(写真右の女性)は縫製業で生計をたてる傍ら、村人たち悩み相談を請け負っていた。

そんなある日、ヤサンティア家に嫁いだニムの姉ノイの夫が他界。

その夜から娘のミンの不可解な言動や行動が起こる。

罵声を浴びせたり、子どもを突飛ばしたり、人が変わったような奇行を連発。

実は、もともとバヤンの祈祷師に選ばれたのは姉のノイ。

ノイが祈祷師になることを拒んだため、ニムが代わりに祈祷師になったものの、女神バヤンが正当な血を引くミンを後継者に選び、帰依したがゆえの奇行ではないかと疑うものの、ヤサンティア家のおぞましい歴史にも根差した想像を絶する恐怖の真実があった・・・

とこんな感じです。

夏に見たいホラー映画の一種と簡単には片づけられない映画です。

 

タイ東北部のイサーン地方を舞台にした映画の映像は深い森や神秘的な洞窟、エキゾチックな儀式など、美しくも恐ろしい秘境へいざなわれます。

特に悪霊を取り払う壮大な儀式のシーンはいくつものろうそくを並べ、花を飾り、一心不乱に祈り続ける姿に胸をうたれます。

旅先のタイの寺院でみかけた儀式とはまた違う、昔から受け継がれてきたであろう儀式。

恐ろしいはずなのに見入ってしまうほど美しい映像です。

 

特にポスターにもある女神バヤンの祭壇は必見。

国は違いますがタイの隣国カンボジアの世界遺産アンコールワットにありそうな石像と四方八方に張り巡らされた木の根に今なお、本当に存在するのではないかと思うほど。

 

舞台挨拶で語られた映画秘話

公開から2日目の7月30日シネマート心斎橋で舞台挨拶が行われました。

 

バンジョン・ピサンタナクーン監督

祈祷師ニム役のサワニー・ウトーンマさん

ミン役のナリルヤ・グルモンコルペチさん

の3名が登壇しました。

お二人とも映画の中では、一心不乱に祈り続けたり、奇行を繰り返したりと鬼気迫る演技でしたが、実際は笑顔が素敵なお二人。

ナリルヤ・グルモンコルペチさんは顔が小さくてとってもキュート!

 

バンジョン・ピサンタナクーン監督

バンジョン・ピサンタナクーン監督は、以前からナ・ホンジンのファンだったこともあり、今回のタッグにとても喜んだそう。

ただ、当初は韓国映画で制作しようとしていたストーリーだったため、タイの文化にあうかどうかと、ひとまずストーリーを読んだところ、祈祷師について以外と共通する考えを多く持っていることに気づいたそうです。

彼は1年近くかけ、タイ全土を回り、30人以上の祈祷師にあい、彼らの世界観の理解を深め、さらに山々に囲まれ荘厳な雰囲気が漂うイサーン地方を映画の舞台に選びました。

この入念なリサーチが、恐怖の中に潜む美しさを生み出したんですね。

 

祈祷師ニム役のサワニー・ウトーンマさん

タイの舞台女王といわれるサワニーさん。

映画の中では一心不乱に祈り続ける姿が印象的でしたが、舞台挨拶では

「日本で皆さんにあえてほんとにうれしい!タイ映画をよろしくお願いします」

とにこやかに挨拶していました。

 

ミン役のナリルヤ・グルモンコルペチさん

今回の映画はドキュメンタリー風に撮影されています。

観客の一人の方から、ドキュメンタリー風の撮影で苦労したことを聞かれるとナリルヤさんは

「演じてないように演じるのが難しかったです。脚本にはあらすじはあるものの、セリフがなく、ほぼ即興の演技でした」

と答えていました。

即興の演技であの憑依はすごい!

最後は大阪弁で「おおきに!」と愛嬌たっぷりに挨拶し、観客を沸かせていました。

 

サイン会の様子

日本ではタイ料理が人気で、タイフェスティバルが開催されているものの、タイ映画はまだそれほど浸透していないかなと感じる筆者。

「女神の継承」でタイ映画にスポットライトがあたるんじゃないかなと感じた新感覚ホラー映画でした。

今、絶賛上映中なので真夏の暑い時期に恐怖で震える、いや涼んでみてもいいかもしれませんね!

 

【女神の継承】

スタッフ・キャスト
原案・プロデュース:ナ・ホンジン『チェイサー』『哭声/コクソン』
監督:バンジョン・ピサンタナクーン
キャスト:サワニー・ウトーンマ、ナリルヤ・グルモンコルペチ、シラニ・ヤンキッティカン
2022年7月29日(金)全国ロードショー

公式HP

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